医療や介護の現場で必要とされるリンパマッサージ
超高齢社会に突入した日本の社会においては、医療や介護の現場の重要性が年々高まっています。
それに比例するように、リンパドレナージュ・リンパケアの資格を持つ人の必要性も訴えられるようになりました。
医療の現場では、リンパ浮腫の治療や予防にリンパマッサージが積極的に取り入れられ、介護施設やリハビリ施設では、リンパマッサージによる冷え解消や免疫力活性化及び健康促進効果が表れていると報告されています。
いずれもリンパマッサージの持つリラクゼーション効果による心のケアも同時に期待されています。
メディカルリンパセラピスト育成に力を入れるスクールも
医療機関や介護の現場で働く方やそれらの現場に就職を考えている方の間で人気なのがメディカルリンパマッサージに関する資格で、リンパマッサージの資格を取れるスクールの中でもメディカルリンパマッサージ専門のコースを開設するスクールも増えてきました。
いずれも民間資格である為、法律上の治療行為に当てはまらない範囲での施術となります。
全くの初心者から学べるスクールも沢山ありますが、中には国家資格を持つ方のスキルアップを目的とする講習会もあります。
医療国家資格を持つ人の為のリンパマッサージ講習会
日本国内にはメディカルリンパマッサージの講習を行うスクールは多数ありますが、中でも医療資格を持つ人の為に設けられている講習会が、医療リンパドレナージセラピスト講習会です。
講習を受けられるのは、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師等の国家資格取得者又はこれらの資格を取得中の学生です。
リンパ浮腫療法士を目指す方へ
リンパ浮腫の治療及び予防の専門知識や技術を持った人材育成を掲げて作られたのがリンパ浮腫療法士の資格で、リンパ浮腫療法士認定機構が主催しています。
受験には医療関係・理学療法士又は作業療法士・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師のいずれかの資格と2年以上の実務経験が必要な上に、リンパ浮腫治療の研修や臨床経験等が必要です。